主なカスタマイズは、ボディカラーをラメ入りやキャンディ系の色に変えたり、ピンストライプをプラスしたり行う事。また、油圧で車高をアップダウンさせるハイドロリクスを実装し、ローダウンした状態より一気に前輪の車高のみを上にあげて車体を跳ねさせる、「ホッピング」といった技も人気でありました。
アメリカより輸入されたカスタマイズには、それ以外に「ホットロッド」や「キャルルック」をはじめとする手段もある。ホットロッドは、元々ドラッグレース等に出場するレース向けマシンをイメージしていた存在。エンジンチューニングと言われるものを実施する他、フレイムスとでもいうべき炎みたいなペイントを行なったり、屋根部分をカットしてオープンカーにしたり、エンジンを載せ換えてドラッグレースの車両にあつらえたり、様々なカスタマイズを施した車の事をホットロッドと呼んでいます。
あるいは、キャルルックは、1960年代~1970年代にアメリカ西海岸ですごい人気だったカスタマイズ。フォルクスワーゲンのタイプ1(ビートル)と言われるものをベースに、車高をローダウンしてボディーをパステル系のド派手な色調にペイント。その上、サイドウォールには白いラインが入ったホワイトリボンタイヤ等も人気のアイテムです。
アメリカンカルチャーのホットロッドは日本にも浸透中
アメリカの文化であるホットロッドに始まる、カスタムアメ車を日本においても楽しむことが可能な催し物が、横浜で行われているヨコハマホットロッドカスタムショーなのです。1年に1回開かれているアメ車が結集するカスタムカーの催し物で、たくさんの来場者で活気に満ちています。
そのような催し物から、我が国でもホットロッドの文化が浸透しつつあり、ストリートでもカスタマイズしたレトロなアメ車をお目に掛かる機会が増加中です。
レトロなアメ車を基本にしてカスタマイズするホットロッドだけでなく、ストリートロッドといわれるような高級感満ち溢れるビンテージカスタムももっぱらの評判で、今後の広がりが気になる状況です。