ホットロッドのベースカーの用語集

・モデルT / Model T

1909年より1927年に製品化されたフォード車。ホットロッダーには超定番のベースカー。。

・モデルA / Model A

モデルTの後継車。1928年より1931年に製品化されたフォード車。

・Tバケット / T-Bucket

フェンダー無しのモデルTで、ボディのキャビン部分と時として切り取られたピックアップのベッドで作りあげられる。Tバケットはとりわけ50年代から60年代にブームだった。Norm Grabowskiのkookie Tが先駆け的なTバケットとしましてよく認知されてます。
スタンダードスタイルのTバケットもその頃としては独創的で、60年代の創造的なショーカーブームの火付け役となったようです。

・デュース / Deuce

1932年のフォードを対象にした共通の呼称。製造年の「2」を示す。シェビーIIに使われる事はめったに見られない。別の意味からすれば、2バレルキャブレターのスラングとしまして通常複数形として使用される。
モデルTと共にモデルBもホットロッドのスタンダードベースになります。人気があるのでこのモデルだけデュースといった愛称が付きます。1932年型から乗用車にV8が標準搭載されるようになって、誰もがふるって改造ベースに行なったことから人気となったと聞いています。

・ハイボーイ / Highboy

1920年代より1930年代のメインとしてロードスターで、フェンダーとランニングボードが取り外され、フレーム上の定型位置にボディーが搭載されたタイプ。
ボディ位置や軸位置を改変していない割かしライトな改造バリエーションで、お金を持ってないティーンエージャーがやりがちだったお蔭でハイボーイと称されているのです。

・ローボーイ / Lowboy

ハイボーイの派生語。フェンダーも無く、ボディポジションがフレーム以下に下げられたホットロッド。こういった改造法はチャネリングと呼称される。
原則的にはハイボーイといった言葉が先に存在しますから、ローボーイというフレーズはそこまでポピュラーでないかもしれません。

・ファットフェンダー / Fat Fender

一般的に1935年より1948年に製品化されたフォードで、取り外しできる大型フェンダーを装備したモデル。
従来のベース車を使用してのホットロッドでは、軽量化の為にフェンダーを取り外すことがスタンダードでしたが、ファットフェンダーとなってからは取り去ると格好悪くなってしまうから、従来のような改造が不可能になりました。スピードの為に外観を犠牲にするのは納得できなかったそうですね。

・シューボックス / Shoebox

ストリートロッダーまたはカスタムマニアの間においては、一体型フェンダーで箱型のボディーとなった1949年より1951年までのフォードを指し示す。このフレーズはトライファイブシェビーにも用いられる。
ファットフェンダーの次の年代のモデルがシューボックスです。自動車の外観が大幅に変わったことで、従来のホットロッドの改造法の殆どが利用不可能になりました。これを受け50年代以後の車に関してはホットロッドというキーワードに該当する事は見られなくなりました。

・トライファイブシェビー / Tri-Five Chevy

1955年より1957年までのトラックを含めたシボレー車。但しコルベットは含めない傾向にある。
この3年間のシェビーがアメリカ黄金期を象徴的に示すモデルとしてとりわけ人気を得ています。57年のベルエアであればとんでもなく高い値打ちがあると想像します。