フェンダーを取り除いた丸見えのタイヤや、剥き出しのエンジンに象徴される外見から、車検にパスしないといわれるようなホットロッドカーなのですが、実際には車検に通るのです。自動車の開発されたその当時の検査基準が車検で適用となると言う事から、1930年代等の旧式の自動車であれば、当たり障りなく車検をパスするケースも可能となります。元を正せば車検は販売されている車両やその時点での事故率、情勢を通じて変更(更新)が施されます。事故が元の死亡率が高いから、シートベルトを追加しよう。、またはバックモニターが取り付けられている車両はルームミラー無しだけど問題なしとしよう。などが挙げられます。
この様に変更のの度に車両を車検に応じる形に決定するということは極めて面倒な事柄ですから、車両が作られた時代に採用されていた車検制度を使って受けるケースが叶うようになっているわけです。各ユーザーのホットロッドや以前存在していたサイドバルブなどは今日の時点での車検制度だったら間違ってもパスする訳ございませんが、過去の車検制度を適用する事によって合格を受けていたんです。ホットロッドの場合は、更に1927年製だから、車検といった概念がもたらされる前の話です。逆に言うと1951年から現行の車検制度が開始しておりますということから、これ以降に開発された車両を基本に置いたホットロッドカーは、車検を通すのは不可能だと思います。